このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2017年8月28日月曜日

たいしたことがなさすぎておどろいた

あやみです。
3日前、人生でもっとも地味な夢を見ました。(↓こんなの)
ずーっと靴下の穴っていう夢。
靴下の穴を見てるとか、そういうのじゃなくて、ひたすら靴下の穴ってだけの永遠で、
起きてびっくりしました。
今までにみた2番目に地味な夢は
モールス信号(筋肉の説明をしているという設定)がずっと流れてるっていう夢です。
特に話題にもならない話題ですが、言わずにはいられないほど
たいしたことがなかったんです。

明後日はうちでとんかつを揚げます。


2017年8月16日水曜日

『1999』はじまるよ〜

絹代です。
今回はちゃんと順番を飛ばさずにブログ当番できました。

私は今、福島県いわき市にある県立いわき総合高等学校にて、
演劇の授業の卒業公演『1999』の作・演出を学校内に滞在して務めています。

廣岡孝弥氏デザインのイカした宣伝美術

高校の演劇の授業といっても、
かなり本格的で、学校に立派なスタジオもあり、
生徒達もしっかりと鍛えられています。

授業初日の風景(私の自己紹介をしてます)


過去には東京デスロックの多田さんとか
五反田団の前田さんも卒業公演の作・演出を担当なさってたりして、
2年生のアトリエ公演では過去に飴屋法水さんが『ブルーシート』という作品を学生とともに作って岸田戯曲賞を受賞しています。

我らが悪魔のしるしの危口さんも2年前のアトリエ公演で作・演出を担当し『はだかのオオカミ』という作品を遺しました。


きぐっちゃん × JK って!!笑


そんなそうそうたる面々のあとに、
私の様な子連れの女が担当するわけです。
武者震いが止まらないぜ。


震えといえば、
今年の3年生はほぼ1999年生まれの年代ということで、
ノストラダムスの予言から「恐怖の大王」という設定を拝借し、
「世界の終わり」をテーマに作ることにしました。

つまりみんな大王役です。デスメイクはもちろん、きぐっちゃんを意識しました。

今回、演劇の担当教員の齋藤先生から
「板橋駿谷さんの『俺の歴史』の大ファンで、あんな感じで絹代さんに生徒達のからを破いてもらいたい」
というオーダーをいただいたので、
『俺の歴史』方式でいわきのJKたちにたくさんインタビューをしながら作りました。

(参考 板橋駿谷一人芝居『俺の歴史』(構成・演出:野上絹代)全編youtubeで公開してます。☞ https://www.youtube.com/watch?v=ZAWDnxVfEx0
因に、劇評はこちら☞ https://www.youtube.com/watch?v=ZAWDnxVfEx0 )

イタバティもラップ制作&とあるシーンで協力してもらってます。

初めて見る “うるさめ筋肉男子” にビックリ☆

JKたちと「世界の終わり」や「死」なんてものを真剣にとらえつつ、演劇の魅力ってなんだろうって考えながら作ってます。

まずは形から入る!!


しかも今回はなんと、ミュージカル!!
歌って踊って大忙し。

音楽は私のソロユニットである三月企画の旗揚げ公演『GIFTED』で音楽を担当してくれたMotherTerecoの佐藤公俊くん、難波卓己くんに作ってもらいました。
正直すごい良いです。
歌いたくなること必至の楽曲がいくつも出来上がりました。

手作りのマイクスタンドで稽古してました



今回も子連れで滞在していて、前半の期間は私の仕事中は2年生や先生が面倒を見てくれ、後半は夫が一緒に滞在してくれて子守りをしてくれていました。

2年生のお兄ちゃんのだっこで寝かしつけられていた息子

夏休みの宿題を見てもらっています

稽古中もセンターポジションは譲りません

稽古に飽きたら美術室で本格的にお絵描き

校長先生と校長室で世間話も

花火とBBQもしたよ


最初はJKをタフでかっこいいレディに鍛え上げるぞ!!と思って通っていましたが、学校ぐるみでいっぱい助けていただいて、逆にこっちが育てていただいちゃってるじゃん!っていういつものパターン。

普段は私がいないと大変だった我が家も、子どもたちと夫との絆が確実に深まっていて家族としても少し成長し、本当にいわきにこれてよかったなーとおもっています。

良い夢見ろよ〜



7年前にアトリエ公演を快快でプロデュースさせていただいたとき0歳だった娘が今回は7歳に成長して、しかも、今度は息子が0歳のタイミングで再びいわき総合高校に関われたことにも何かものすごい縁を感じてます。

そして、出演者の10人のJKたち、
あみ
なみ
ななみ
まなみ
みさき
みさと
ゆきの
ゆい
さやか
こんこん
最初授業で出会ったときとは見違えるほど、タフでマッチョな女優へと変貌を遂げつつあります。
ぜひたくさんの方に、彼女たちの産声を聴きに来てほしい!!!


いわきにはおいしいもの、楽しい場所、沢山あります。
人もとってもあったかいです。
旅行がてら、普段はなかなか観ることのできないいわきの高校生のミュージカルを観に来てください。
無料ですが、お席に限りがありますのでご予約をお勧めします!!

みなさまのご来場を真珠のようにぴっかぴかで、キラキラな彼女たちとお待ちしております。
予約先(シバイエンジン):https://goo.gl/5qKueh


▶︎公演詳細◀︎

『1999』

「1999年、世界は終わらなかった。だけど世界はまだ気づいていない、私たちの誕生に。」
ほぼ1999年に生まれた10人の女子高生による演劇。
ノストラダムスの予言によると恐怖の大王が空から降ってきて、世界を滅亡させるという1999年。しかし世界は終わらなかった。

終わらなかった世界はどうなったのか。
終わらなかっただけで世界はどうなってるのか。

その年に生まれた彼女らはいわば、「世界の終わりに誕生した希望」。
JKだからってキラキラした甘酸っぱいことすると思ったら大間違いだぞ。
走って転んで泥だらけでも大笑い。
そんないじらしい舞台にしていきたい。


【会期】

2017年8月18日(金)14:00~(13:30開場)/★18:00~(17:30開場)
                  19日(土)★13:30~(13:00開場)/17:00~(16:40開場)
                  ★の回、アフタートークあり。

【会場】
いわき芸術文化交流館アリオス小劇場
(福島県いわき市平字三崎1番地の6)




【出演】いわき総合高校 芸術・表現系列(演劇)第14期生
相澤美咲、菅原七海、今野夢惟、鈴木奈巳、木下爽香
佐藤亜未、髙津美怜、青山千乃、鵜沼愛海、松本有生




【スタッフ】
作・演出 野上絹代(FAIFAI/三月企画)
音楽 佐藤公俊 難波卓己
舞台美術監督 佐々木文美(FAIFAI)
舞台監督助手 齋藤夏菜子(教員)、遠藤崇(教員)
照明 中山奈美(文学座)
音響協力 佐藤こうじ(Sugar Sound)
宣伝美術 廣岡孝弥




制作 山﨑祥子(教員)
協力 いわき総合高校 芸術・表現系列(演劇)第15期生
岩本亜純、阿部隆成、水野谷拓翔、伊藤佑香、佐藤優梨、緑川綾香
渡邊結花、折原ななみ、水野まどか、遠藤玲音、田中凜、小野奈都美
酒井有紗、佐々木由茉、佐藤愛奈、星那々世、赤津一樹、今井楓、西村麻奈


企画・制作 福島県立いわき総合高等学校 総合学科 芸術・表現系列(演劇)
主催 福島県立いわき総合高等学校

【チケット】
2017年7月7日(金)10:00~ 予約受付開始
予約先(シバイエンジン):https://goo.gl/5qKueh


【コンタクト】

saitou.kanako80@gmail.com 齋藤
0246-26-3505 福島県立いわき総合高等学校

いわき総合高等学校芸術表現系列 演劇14期生卒業公演『1999』Twitter https://twitter.com/sogo13th_drama