このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2017年12月30日土曜日

2017の出来事

みなさんこんにちは、絹代です。

もうあっという間に2017年も暮れですね。

最近は夫がひいた風邪が息子にうつり、
それを看病していた私にうつって
今はまさに嵐のど真ん中。
息子もまだ完治していないので、
夜泣きのたびにミルクを飲ませたり
布団から出て抱き上げたり(←なぜ男性は起きないのか!?)
早く治ってほしいーーー

しかし、ボーッとしてるとあっという間に新年になっちゃうんで
ざっくり今年を振り返ってみます。


我が家で新年の記念撮影


のろおじさんと比べるとこの大きさです。

12月25日に出産して
1月5日の多摩美の授業にはもう顔を出していた産後。
大学では私が監修を務める『TAMARIVERS』(タマリバーズ)という、多摩美の学生と東急電鉄がタッグを組み、二子玉川riseの施設を使った毎年恒例の野外演劇イベントの稽古大詰め。
今回は『タマゾニア』という、多摩川に捨てられた熱帯魚をテーマにした演劇を作りました。
風邪(?)が蔓延し、お疲れ気味の学生たちもよく頑張ってるなー、と思ったら
本番間際、とうとう私にうつってしまいました。

しかもインフルだった!!

というわけで、私は人柱となって自宅で新生児とお留守番。
学生たちは元気に本番を迎えてくれました。


TAMARIVERS Vol.6「タマゾニア」

みたかったなー!!
ていうか、稽古場で流行ってたのインフルだったんかーい!!
という、2017年のスタートでした。

来年の1月もTAMARIVERS Vol.7『ふたこのわたし』という広場演劇を上演します!
1月27日/28日、二子玉川駅改札出てすぐ、二子玉川ライズにて!
無料イベントなので是非遊びに来てね!!

TAMARIVERS Vol.7『ふたこのわたし』の情報はこちら!



2月は下北沢演劇祭の本田祭りに参加して、
夫の伊東翼に作/演出してもらい『桃缶太郎』という一人芝居を上演させてもらいました。
鬼ヶ島の鬼(齢2ヶ月)。あれ二人芝居だった?


3月は(やっと)少し静かに過ごして、
と言っても、家事は普通にありますし、この時期は全ての家事と育児をこなしていたのでそれなりに結構忙しかったです。
家事って終わらないんですよ。
やってもやっても、やらないといけない事が目について、完成がない。
しかも子守りの方が重要ですから、あっちもこっちも手を出したまま全部中途半端になっちゃって、達成感がないまま、また1日が終わるっていう。
とはいえ、ベビーを余すところなく堪能できる時間てのは幸せな事です。


全国の主婦の皆しゃん、おつかれしゃまでしゅ(半眼なのは夫です)

4月はちょっとだけ出演させていただいた映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で生まれて初めての舞台挨拶を経験させていただきました。


こちらで全編ご視聴できます
サンダンス国際映画祭の短編部門グランプリを始め、世界の映画祭でたくさんの賞を受賞した作品です。


こちらが監督の長久允氏です(爆)
面白いでしょ。
長久監督作品に出演できた事が誇りです。
共演者の皆さんも個性大爆発で最高でした!

映像作品といえばこんなのも、、


娘のバーターとして出演してます
娘と二人で出演させていただきました。
可愛い時期をプロに撮ってもらうっていう、なんとも幸せなお仕事でした。


5月は初節句。

僕はこの頃おにぎりに進化しました


6月はFUKAIPRODUCE羽衣『愛死に』公演@東京芸術劇場シアターイーストでした。
美しい桜の写真
劇中歌『Crazy Love』


楽屋にて
出産後、初の本格復帰とあって子ども二人を抱えたわたしにとっても未知のチャレンジだったわけですが、
羽衣と客演の皆さんが本当に気遣ってくれて支えてくれて、
たくさんご迷惑をおかけしてやっとこさ舞台に立ち続けることができました。
ちゃんと恩返しします!!


しかも、愛死にの千秋楽はなんと娘のバレエの発表会だったー!!
千秋楽終わってダッシュで支度して、会場に向かいました。
しかし発表会とはいえ、観に行くわけじゃないんですよ。
母親はね、手伝いに行くんですよ。

こういう時、お父さんが手伝えたらいいんですが、そこはバレエ。
女の子たちの着替えが多いですから男子禁制なので、
朝から母に手伝いに行ってもらって、
私が会場に着き次第バトンタッチ。

衣装を着せたり、楽屋の整理、化粧直し、暇つぶしなどして、
娘の出番のみ二階席から鑑賞許可されるという、、
千秋楽後のこの仕事(しかも娘の方が会場でかいやんけ!泣)。

終わった頃にはもう夜も深く。
泣く泣く愛死に打ち上げは断念で家でふて寝でした。


親子そろって化粧濃いめ

でも、
娘の嬉しそうな、満足気な表情を見ると頑張ってよかったなーと
なんか、大変だったこととか疲れが吹き飛んじゃって本当に不思議。


7月はひたすら稽古。
8月はいわき総合高校、芸術表現系列演劇14期生卒業公演『1999』準備、発表のためいわきにちょこちょこ通っていました。

いわきでのことはこちらに詳しく書いてます

たくさん乗り越えなきゃいけない困難や、葛藤がありましたが、
彼女たちでなければ到達できなかった、
彼女たちだったからこその
予想以上にタフで面白い作品に仕上がりました。

弾ける肉体は本当に命そのもので、
「ああ、だから私は演劇が好きなんだ。物を考え、言葉を発し、歓喜に踊ることができるのはこの肉体が存在するからなんだ」
と、逆に演劇の良さを確認させてもらった作品です。

この作品がなんと2月に東京にて上演されます!!

気に入りすぎて再びこの写真です

2月22〜25日@こまばアゴラ劇場
福島県立いわき総合高等学校『1999』東京公演
詳しくはこちら!!


9月はオリンピック関連行事『東京キャラバン』in八王子に出演。
この頃にはものすごいハイハイをキメるようになった息子。
じっとしていてくれなくなってきました。
メシよこせー
パックンチョ

10月はフェスティバルトーキョー17柴 幸男作品『わたしが悲しくないのはあなたが遠いから』の本番でした。


 


この作品は隣り合う2劇場を使って、二つの演目を同一の役者が演じるという試みだったんですが、目から鱗の楽しい現場でした!!
もちろん、子育てとの両立は相変わらず大変で、
時には劇場に子どもたちを連れて行って(連れてく時点でヘトヘト)友人にベビーシッターを頼んでまた連れて帰る、というハードな日もありました。

でもままごとの人たちも本当に優しい!!!!!
ねえ、なんでなの?
わたしに関わってくれる人たちみんな優しい!泣
ここでもたくさん助けてくれて支えてくれて、感謝しかありません。



わたしにとっても家族にとっても間違いなく幸せな体験になりました。
専属トレーナーの高橋幸平氏とポコ太郎氏

そして、この公演の千秋楽もなんと、娘の運動会と丸かぶり!!

だったのですが、千秋楽は生憎の(?)雨で運動会は延期
しかし、延期に延期を重ねて、約2週間
やっと開催された運動会の日は私が地方での仕事で観にいけず、、、
来年は延期しないと良いな。







11月
OpenReelEnsembleのリーダー和田くんが主宰する
「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」のイベント『本祭:Ⅰ 家電雷鳴編』に快快としてゲスト出演


エレクトロニコス・ファンタスティコス!
出演は山崎・野上&みちゅ、桑原史香ちゃん、中田麦平(シンクロ少女)でした(衣裳:藤谷)
山崎はねずみ男に扮してたが、衣裳の光沢がすごくて「イカの足役」と言われていた
本番は櫓の上で自作の盆踊りの振りをレクチャー
みんなすごい踊ってくれました(すごい熱狂ぶりだった)
和田くんのバイタリティに本当に感服。
また一緒に誰でも踊れる楽しいダンスを作る約束をし東京タワーの会場を後にしました。

そしてその翌週には岡山県にて『オールライトファッションショー』の演出のお仕事が本番を迎えました。

老いも障がいも『オールライトファッションショー』
このファッションショーは岡山にいる障がいを持った方を中心にモデルさんを募集し、さあざまなウォーキングに着目しながらファッションを楽しむというイベントでした。


山陽新聞にも取り上げられました(赤子を抱きながら出演者に説明してる)
こちらも子連れで新幹線通いしたり、、
赤子を背負いながらリハーサルで走り回ったり、、、
作業が終わらず子供を寝かしつけてから朝方まで、、
と、ヒーヒー言いながらなんとか本番を迎えましたが

みんなで子どもらを温かく迎えてくださり
本当にみなさんが生き生きと、スポットライトを浴びながらウォーキングする姿に感動し、「また岡山に来てください!」という言葉でほんとやっててよかったなーと涙が出る思いでした。

みなさんお気付きかもしれませんが
最近年齢のせいか、すぐに感動してしまいます。
でもやっぱり嬉しいです。
ありがとうございました。

すごくチャーミングな『オールライトファッションショー』オールスタッフキャスト


あと、私がこのお仕事をどうしても引き受けたかった理由があって
岡山といえば悪魔のしるしの我らがきぐっちゃんが眠る地で、
きぐっちゃんがなくなった3月は岡山まではお葬式にいけず、、

なので、どうしても御墓参りに行きたくて、
ファッションショーの本番期間中

キグチさんご実家のびっくりするほど立派なお庭
キグチ家にお世話になっていました。
キグチ家の皆さんんも本当に優しくて、
キグチさんの優しさと上品さの所以がわかった気がしました。

本番の翌日に御墓参りに行って、
また絶対に岡山に来るからねと約束して帰京。

新幹線は残りの1/4くらいでやっと寝る
旅公演は肉体的に結構しんどいんですが、
そのぶんいろんな人と関わって豊かになる感じがします。
子どもたちもグーンと成長しました。


12月はスイッチ総研さんのアンスティチュスランセ公演に1日のみ出演させていただいて
中途半端な顔になってしまい申し訳ない
今年の本番は納めました。。。


それで、12月25日は息子の誕生日!!

誕生日=クリスマス なのでプレゼントはサンタさんから。

元気に1歳になったー!やったー!!

と思ったら、、、
風邪。
そしてこれを書いている私も今まさに発熱し始めた感じがします。



ってことで、
サクッと振り返るつもりが
長々とした走馬灯になってしまいました。
おかげさまでたくさんの方々と充実した作品作りができた1年でした。
来年も最高の1年にしたいな。

みなさんくれぐれも健康第一で。
来年も快快をどうぞよろしくお願いいたします!!









2017年12月23日土曜日

12月。park(ing)とご近所

あやみです。
ブログ書くのがだいぶ遅れてしまいました。

12/9と10に多摩川オープンアトリエというイベントに
建築家の岡さんとやってるsundiyという2人組で参加しました。

△salon という三角形をテーマにしたサロンを鵜の木の駐車場でオープンしました

三角形って形の中では1番合理的に安定する形だし可愛いので
3本の木が支えあって簡単にできる三角形の椅子を作り、
それに座って三角についてお話しする空間を作ることにしました。

イベントの1週間前の日曜日にふたりで実験しながら考えて、
大体の目処がたったので、後の作業は私できるよーって解散しました。
(岡さんはちょっと仕事が忙しそうだったので)

ひとりで作業を進めて前日の深夜に強度を確認するために
椅子に座ったら
出来上がった3脚中、2脚が崩壊しました。
そう、私はDIYが大嫌いな上にとっても苦手。

自分で手を加える作業は死んでもやらないとあんだけ誓ったのに

と思ったのはもう1億回目くらい。


駐車場でやるってことでPark(ing)dayを意識しました。
 (Park(ing)ってのはざっくりいうと、コインパーキングにお金を払ってる時間
(節度を守りながら)自由に使うっていう運動です




お昼に駐車場にピザのデリバリーを頼んだら来てくれました。


PARKってイメージに一番てっとり早く近づけて、かつ低予算で保管もしやすい人工芝を100%近くの人が使っていたので、
私たちも人工芝をとりあえず使ってみました
お客さんも思ったよりも来てくれて思った以上に
良い時間が(多分二日目から)流れた気がします。
park(ing)はツアーもしやすいし、やり方によっては、
なんか良い手法かもしれないですよ。

テープの新しい使い方も発見しました。

御茶請けとして出していた三角落語を
(絹ちゃんに喋ってもらった。絹ちゃんすぐやってくれてほんとすごい)
1分なのでどうぞ。


駐車場に車を止めたら、目の前に天然の花瓶があったので、
本物のボケの花をいけました。

久が原に住んでいたときは
ダンサーの福留麻里ちゃん、鵜の木にあるギャラリーhasu no hanaのふくまさん含め、
下丸子駅周辺にすんでる人で時々多摩川でピクニック(だいたいオカルトとカモノハシの話で盛り上がる)
したりしてましたが、そういうご近所サークル、すごいよかった。
その中でしばしば話題に出たりお手本にしたりしていた
下丸子文化集団
(1950年代に南大田区周辺の町工場の労働者階級の人たちが集まって詩を作ったりしていたそう)
に関して書いてある本が↓こちら(まだ読んでないから今度読む)
下丸子文化集団には安部公房もいたそうです。
ふと、最近サークル流行ってるかもな〜と思った。
(主にとんかつを食べる会と、麻婆豆腐を食べる会)
横浜でも友達が欲しい!





2017年11月30日木曜日

せこい男




山崎です。


久々にがっつり毎日バイト生活が始まって2週間が経ちました。来年の3月まで出演予定がないので、何も起こらなければこの生活がしばらく続きます。

今の自分が充足感を感じるのは、朝起きて、コーヒー豆を挽いて、お湯をちょっとたらして、蒸らしている時にぷくーっと膨らむのを見る時です。

寒くなると、畑も釣りも、アマチュアには厳しい季節で、生活に張りがなくなります。畑と釣りをアイデンティティにしていたことに気付きます。

実家の畑(11/11)

ゴボウ(11/17)

落花生(11/11)


二子玉川の鮎(10/6)


(同じく鯉)

メバル(11/13)

ウミタナゴ(11/13)

ベランダで育てた鳥のおやつの粟、来年は畑でがっつり大きく育てたい


俳優はアイデンティティの要素じゃないのかって、ここがまた今の僕をぼやっとさせてるとこなんですが、9月頃に、俺は俳優じゃなくていい!ってなったんだけど、じゃあなんなのか、パフォーマー、アーティスト、昨日はダンサー?と聞かれてきっぱり「違います」と言いましたが、今は、勤勉なフリーターです。もう10年以上こんなこと言ってるのも知っています。
俳優という字は、人に非ず優れると書くと聞いたけど、僕は人として優れたいです。

バイトが嫌ではないし、やっていると無心になってあっという間に時間が過ぎるんだけど(それに僕は飲食が長いので、重宝がられていごごち悪くない)、効率のみを追求する感じになるので、せかせかしてしまって、それを落ち着けるために夜だけどコーヒー入れて、クッキーも用意して、いざブログ書こうとしたらログインパスワードがわからないだけで、イライラが吹き出して何を書こうとしていたか忘れるような状態になりがちです。
メンバーの絹代さんがすぐパスワード教えてくれたけど(ありがとう)、この気分は変わらない。

もっと明るいことを書こうとしていたんだけど。

最近、「おじさん」の話をしようと「おじさん」ってワードを出すたびに、「まあ、僕がおじさんっていうのもアレだけど(笑)」的なエクスキューズを必ず入れるようになりました。
でも本当は自分のことおじさんだなんて思っていません。

昨日、メンバーの文美さんの美術のお手伝いで、10歳年下の男の子と一緒に作業をしていた際、両面テープの紙を何度か剥がすことがあったんだけど、一度もその子より早くその紙をつまむことができなかった。
この部分
一直線上の向こうからいつも彼がこちらに向かってやってきた。
手先は器用なつもりだったけど、こうやって少しずつ少しずつ気付かないくらいのスピードで老いていくんだなって感じました。

この間、通勤の満員電車で、おじさんの開いて羽織ったジャンパーのマジックテープと僕のニットがくっついたり離れたりするのがすごく嫌だった。おじさんのジャンパーに俺のニットが犯されてる気分だった。「なんでこのおじさんは、自分のマジックテーップが僕にくっつたり離れたりしてることに気づかないんだろう?そんなに感が鈍感になっちゃってるの?」って思っていたけど、この僕らの場面を切り取って客観的に「何が起きているでしょうか?」と他人に尋ねたら、「おじさんのマジックテープとおじさんのニットがくっついたり離れたりしている」ということなのかもしれない。
若者に嫌われたくない。疎まれたくない。見苦しいですか?

最近、どんな服が着たいのかわからなくて、ネットで流行りとか調べたり、着こなしとか調べたり、もう何が何だかしっくりきません。パーソナルカラー調べたものの、その色買っても好きじゃないし、顔色が良く見えても好きじゃないししっくりこないし。だったら顔色がくすもうが好きな色買えばいいんじゃない?もうこじらせてるから買えないんだけど、「ビームス店員の暮らす部屋」みたいなタイトルのページをつい開いちゃう。結局何も買えない。整髪料すらドラッグストアに何回行っても結局決められず買えない。
決めるのが本当に苦手。


先週の土曜日、バイト先で5人のネパール人と一緒に働いていたんだけど、僕は効率至上主義モードになっている時に、よくその子たちと世間話をしている同年代の社員が「アナタ、イイ人デス」って言われてて、すごく自分が恥ずかしくなりました。自分が仕事モードの時に、彼らの片言の日本語を、一瞬作業の手を止めて聞いてあげることもできていなかった。彼らはトリリンガルで本当に頑張っているのに、ここが日本ということに甘んじています。地球って土台のことを忘れて威張っている自分。醜い。
と反省して、休憩室で、タバコ吸いながら、一人のネパール人と話ししていて「俺、一回ネパール行ってみたいんだよね」と言ったら、「じゃあ、一緒に行きましょう」とネパールのタバコを1本くれたんだけど、冗談でも「うん」とは言えませんでした。ただの軽い会話なのに、そこでノリで「うん、行こう」って言えない自分って、どんだけノリ悪いんだよって思いました。っていうか、そこで「うん」っていうことも嘘な感じがして言えない。本当に僕は嘘がつけないんです。嘘が苦手すぎて、ついてもすぐ顔に出てバレる。嘘つくのが苦手だから、全部本当にして舞台に立ちたくなってしまう。だからむいてないんですよ、役者。でもむいてなくてもやりたいからいいんだよ(これは優しい感じの「だよ⤴️」で、「だよ!」ではないです。)。
エクスキューズが多いときの僕は調子悪いです。

最近もムツゴロウさんの本を読んでいます。
今読んでいるのは「ムツゴロウの動物交際術」。まだ途中なんだけど、一つ学んだのは、動物は基本、手(開いた5本指)が怖いらしいです。いろんな形を見せた時の動物の脳のパルスを調べたら、星型というか手形みたいな記号を見せた時に一番興奮するらしい。これは本能として持っているらしい。
だから信頼関係が築けていない動物と接する時はパーよりはグーの手を血が付けた方がいいらしいです。

実践


確かにうちのインコもパーは嫌いで、グーの方がいいみたいです。
僕はともかくインコともっと仲良くなりたいんだけど、ムツゴロウさんは鳥類との交際が一番苦手らしく、あまり書いてありません。
こんなもの読む前にあと15分早く起きて放鳥の時間=触れ合う時間を長くすればいいんだけどさ。



もう一つ面白かったのは、こちらから愛を伝えるばかりではなく、動物からの愛も聞いてあげる、愛を表現させてあげるみたいなことでした。
原文「人が動物とふれ合っていて、最も重要でありながら忘れがちなのは、可愛いという気持ちにつき動かされるあまり、こちらの方が積極的になり過ぎ、相手に表現をさせるのを忘れることだ。」


モロッコ土産のバブーシュ(スリッパ)を履きだして、ある時、なんか部屋が牛乳臭いなあ、こぼしたっけなあって考えていたら、暖房に温められた牛革のバブーシュの臭いだと気づいて興奮した。牛の臭いがわかった!って。

何年か前、群馬サファリパークだと思うんだけど、ヤギのいるあたりがジンギスカンの臭いがして興奮したのと同じだった(ジンギスカンは羊だけど)。肉の臭いって体臭なんだ!っていうか、自分で捌くわけではないから、商品のお肉しか知らないから、そのヤギ臭がジンギスカン臭と繋がった時は目から鱗だった。
あとフランス土産のチーズも、ヤギのチーズはヤギがビビッドすぎてあんまり食べれない。このことから思うのは「狩りをして命をいただく」みたいなのに憧れるけど、実は生き物と食べ物が直結するのは僕は苦手で、獣は狩らないと思う、魚類と植物は狩ると思うけど。卵すらも怪しい。自分ちのインコの卵は食べれないわ。カマトト?っていうのかな。僕が食べてる肉も卵も、狩りするよりよっぽどきっついところでできたものだけど。そうじゃなきゃ俺なんて肉たべれる身分じゃない。

一昨日テレビのさんまスペシャルみたいなので「生まれ変わっても芸人になるか?」「しんどいからならない」って言ってるの見て、ですよねしんどいですよねーって勝手に共感してたけど、全く違うから!って自分に思った。俺は暇すぎてしんどい。何か作る現場にいられたらとりあえず精神は健康になります。

今、オレンジジュースをパックでラッパ飲みした。その時考えていたことは、「味を感じたのは最初だけだ、あれ?鼻で呼吸したら感じるのか?あんまり感じない。ただ冷たいものが喉を通って飲み終わった時に余韻でまた味を感じた。だったら最初のの3口と最後の一口がオレンジジュースで間は水でもいいんじゃない?」
本当にこじらせたせこい男になったもんだよ。オレンジジュースのラッパ飲みなんて高校ぐらいぶりかもしれない。35歳って年齢が悲しさを盛る。コップで飲めば良かったなあ。
水原希子とか甲本ヒロトみたいな顔になりたい。


11/12に『GORILLA ~人間とは何か~』を池袋西口公園でやったのですが、その体力作りの一環として「プリズナートレーニング」を読んで器具を使わないジムに通わないトレーニングをしていたのですが(夜な夜な、二子橋の橋げたで懸垂をしていたのは僕です)、この表紙で、「刃牙」を思い出して「刃牙道」を一気に読みました。宮本武蔵強い。で読んでる途中で、ベランダでタバコ吸ってる時、自分の紹介として「その男は馬鹿だった」と漫画の吹き出しが浮かんできた。俺、ほんと馬鹿だと思う。
付箋は自分の今のレベル


で11/12のツイッターに上がってた動画を、実家の母と姉に送ったら、喜んでくれてびっくりした。「意味わかんない、ゴリラの着ぐるみ着て何やってんの?」とか「うちの息子はいい年してこんなことしてて大丈夫かしら」とか思うかなって思ってたんだけど(少なからず思っているだろうけど)、自分がすごく酔っ払っていたこともあって、最近はこんなことをしています、育ててくれてありがとうって送ったら、「なかなかできないことで誇りに思う」って言ってもらえてすごく嬉しかった。まあうちは亡き父と祖父はゴリラで、母と姉はオラウータン系なので。
姉に初めてタイトルのこととかコンセプトとか作品のことを聞かれて嬉しかった。

今年の僕の活動は、

2月快快公演「CATFISH
3月悪魔のしるし「蟹と歩く」
7月鳥公園「すがれる」
89月松本市民芸術館シアターキャンプ
9月快快「GORILLA’s Speech
10月スイッチ総研「六本木スイッチ」、快快「THE人間」
11月エレクトロニコス・ファンタスティコス 本祭、快快「GORILLA ~人間とは何か~」















そういえば「THE人間」見に来てくれた方々、ありがとうございます。
初めて自分で作ってみて良かった。
自分の力もわかりました。
あの時、みんなに植えて持ち帰ってもらった種、方々から「何の種なの?」「枯れた」と言われています。
1か月くらいで収穫できるはずだったんだけど、きっと寒くて難しかったんだと思います。
今うちのはこんな感じです。

あの時余った種は実家の畑に植えたんだけど、もう収穫できているみたいです。




今年の元旦~今日11月30までの僕の活動日数(かぶっている日もある)をカウントしてみました。

役者関係 194
バイト 82

へえ~って感じ。
12月はがっつりバイトだけするので100くらいでしょうか。2:1くらい。
何となく把握できてよかったけど、こういう風な考え方するから幸せになれないらしいですよ。
全部が自分。トータルで自分。
地元のみんなや家族への恩返しとして、年に一回くらいは全国区の映像に出たいです。

そういえば、今年から始まった地元掛川での「茶エンナーレ」にも行きました。
今まで知らなかった近所にある魅力的な場所を知れて良かった。

大庭大介(でかかった)

掛川城天守閣から見た母校、掛川西高校

掛川市役所



って、ところで日がかわり、髪を切りに行って、髪がおりてるから気分が下がるんじゃないかと思って、オールバックにあげれるようにしてきたら、結構気分も上がりました。






鬱憤を発散するために演劇やってるんじゃなくて、ここにある幸せを見つけて幸せになるために演劇をやってるんです。


そして、仕事ください!!

部屋の家守

今年の熊手

最後に11/30〜12/3までやっている佐々木文美が美術の
クリウィムバアニー新作公演『KれウィンバーNnイー』
すごくかっこよさそうです。
僕は最終日に観に行くけど、仕込みのお手伝いに行ったけどすごく楽しみ。1万円くらいチケット料金とってもいいんじゃないかって感じの豪華さ。