このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2014年5月27日火曜日

「へんしん(仮)」終わりました

快快新作「へんしん(仮)」、全回満員御礼、大盛況で終わることができました。
皆様ありがとうございました。こーじです。



今回の僕が個人的にあの人に伝えようと思っていたのは、バイト先のおばちゃんで、「この世は舞台、人は皆役者、だから自分次第でもう少しうまくできる」ってことでした。それが伝わったかわかりませんが楽しんでくれたようで良かったです。

僕のブログを楽しみにしてくれている人の多くは僕の悩み、葛藤をおもしろがっている人が多いと思います。
先にいうけどもう悩んでいないのでつまんないかもしれないです。

公演が終わり、僕は疲れて一人になりたくて、今後のことをじっくり考えたくて、今、実家の掛川に帰ってきています。
「故郷に錦を飾るまでは帰れない」なんてよく言うけど、よく帰っています。
CMオーディションで「故郷に錦を飾りたいっす!」なんて自己PRしてたら、じゃあ、お願いしまーすって覆面渡されての強盗役でした。そんな簡単にいくものじゃない。
でもそろそろ錦を飾りたいです。

土日と実家でひたすら寝続け、姪っ子が遊びにきても一緒に昼寝して、蚊に眠りを妨げられたので、今日の午前は網戸を貼り替えて蚊の侵入を防いで、また寝ました。
いい加減寝疲れたので午後は、幼なじみで唯一結婚していない友達に付き合ってもらって、さわやかでげんこつハンバーグ食べて、デニーズでお茶していました。

で、その友達に言われて嬉しかったのが「口のゆがみとれたね。」「こーじ、久々に卑屈じゃなくポジティブじゃん。」ってことでした。(あと「白のショーツいいよね。」も)
何ヶ月か前にあった時は、僕はもうほんと聞く耳持たずで、自分が10年間心血注いできたことを否定されるのが怖くて、今更後悔したくないって気持ちもあって、虚勢をはって自分が舞台に立ち続けていることを正当化するのに必死でした。結果すごく口が歪んでしゃべってて。
男ってほんと年をとるほど頑固になりがちで、特に舞台ってすごくグッて狭くなりがちだから、つまらない男にならない様に気をつけて軽やかにのびのび生きていきたいです。

3月に占いに行き、とにかく事務所に入れってことを言われて、知り合いに紹介してもらって今は預かりという形で、オーディションの話をたくさん頂いてます。とてもありがたいです。
たったこれだけで役者をしていることへの風通しが良くなって前向きになれました。
今まで散々ご忠言頂いた皆さん、占いしか信じずごめんなさい。

あと舞台を辞めなさいって言われて、今回すごく冷めた目線で舞台をやっていました。(全力じゃなかったと言うことじゃないです)
今まで、注いできた分、快快でどうにかならないとって気持ちが強すぎて、逆に寄っかかっていたなって思って、快快がなくなったらどうしたらいいのかわかんないってぐらいでした。
もっと都合良く使おうっていうか、快快では、しがらみなくやりたいことだけやりたい。思いっきり出来なければいる意味がない、快快は守るべきものじゃないって思った。
本番10日くらい前に、夜に路上に寝転がって泣きじゃくってた時があって、その時少し快快に対して吹っ切れたのかも。
もっともっと攻めたい。
芝生
自分でも、人に「おいっ!」って突っ込まれるのがわかるだけの客観性をやっと持てる様になりました。言ってることと、やってることのギャップがあるってよく言われるけど、自分的には全くぶれていません。
終わって冷静になるとちょっとだけ人の目が気になる程度です。
本当に人間役が苦手すぎるのを克服したい。
今回のリハ中に「こーじ、昆布とワカメを演じ分けられるなんてすごいよ。そういうオーディションがあったら受かるのに。」って言われてうれしかったけど、そういうオーディションはなかなかないので人間役を克服しないといけません。
今回、人として「え、お前あいつになりたいの?」「じゃあ何になりたいの?」の2フレーズが言えなすぎて。
照明の奈美さんにもらったアドバイスとしては、まず人間役って思うんじゃなく、ゴリラ役ってところから人間役を考えたらいいんじゃないかってこと。
本当にただの苦手意識に縛られているだけだと思うからそこから自由になるためにゴリラ役だと思うところからのスタート。
ゴリラだと思えば、もっと素直に演技が出来る気もする。
ゴリラ

中学の同級生(女の子)が2人で見に来てくれたんだけど(1人は初見)、挨拶できず何を思ったか気になります。きっと想像していた役者像とは全く違ったろうと思います。恥じてません。

梨乃さんが教えてくれたゴリラのココちゃん、本当に驚きでした。


ゴリラってすごい。

あとコントにゴリラを出していたドリフの当時の勢いはんぱない。うらやましい。
http://youtu.be/ZjJgCeYyF6A




なんか生きづらい世の中だなって思います。
久々に実家で見たつけっぱなしのテレビには元気を吸い取られました。ちゃんと番組選べば良かったのかもしれないけど。
今回の帰郷で母親に、「あんた大丈夫?鬱にならないでね。」と何度も言われました。
自分がこれまでこういう生き方をしてきて誇れることは誠実ってことだけだと思っています。
これまで快快を応援してくれた人たちは、快快の作品への誠実さを買ってくれていたって思っています。
これからも誠実にいきたいと思っています。
ぼくは演劇が好きな方だと思います。
快快で演劇に貢献できることはまだあると思うので頑張りたいです。
まあ貢献とか言って、一番は自分の人生です。


個人的にはドニラヴァンを心の隅っこにおいて頑張ります。

僕の次の予定は、10月に多田さんの「奴婢訓」@キラリ☆ふじみです。
半年先。
ほんと趣味で役者やってるって言われてもしょうがない状況です。
スケジュールを埋めれる様にがんばります。

今後とも快快、そして山崎皓司をよろしくお願いします。





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