このブログは快快 / FAIFAIメンバーが週1ペースでお送りしてます。

2014年10月13日月曜日

Living Beahavior (生命的行為)

こーじです。

今、何年ぶりかの客演のお話を頂いて、キラリふじみレパートリー新作「奴婢訓」のリハーサルまっただ中です。



今、僕の心を占めている思いは、感謝の気持ちです。
舞台って楽しいなと毎日思っています。
リハの最中は、

「こんな音痴な俺がうたうことことが仕事になるなんて、、ありがとうございます!」
「ダンサーでもない俺が踊ることでお金を頂けるなんて、、本番までに仕上げます!ありがとうございます!」
「こんな素敵なベテランの俳優の方と芝居できるなんて、、光栄です!ありがとうございます!」
「こんな立派な公共ホールに自分が立つ日がくるなんて思ってもいませんでした、ありがとうございます!」
「多田さん、演出ありがとうございます!」
「毎日ケータリングのお菓子、コーヒー、麦茶、バリエーション豊かなのど飴、、選んでいて楽しいです、つるつるした飴は好きです!ありがとうございます!」
「きっと、かっこいい舞台美術に立たせて頂き、最高にかっこいい照明を浴びさせて頂き、素敵な衣装を着せて頂き、場を圧倒する音に包んで頂けるであろうこと、ありがとうございます!」
「舞台監督の白石さん、いつもいい男です、ありがとうございます!」
「内田さんが残したビール頂けるなんて、、ありがとうございます!」

とくどいけど本当に感謝の気持ちでいっぱいです。お前馬鹿にしてるだろ、と最近思われがちですが全て日々感じている本当の気持ちです。
仕事として俳優ができていることに、ここに至るまでの今までの全てに感謝しています。

僕の本棚は自己啓発的な本でいっぱいなんですが、


32才の誕生日プレゼントで新しい仲間が加わりました。

ザ•シークレット

けっこう前に流行った、引き寄せの法則のやつです。

ちょっと、ノイローゼなんじゃないのなんていわれたり、この文面見てたりすると心配されるかもしれないですがいたって普通なので大丈夫です。
真剣になればノイローゼにもなるよ、大丈夫って言葉も頂いてます。
でまあ、いいものを引き寄せるには感謝の気持ちが一番って書いてあったので実践しだしたら、ほんと幸せっすね。現状は変わらないけど捉え方を変えるとね。で、レクサス引き寄せます。


キラリふじみは都心からは遠いですが、アクセスは楽で時間もそれほどなのでぜひお越し下さい。
僕も毎日のリハーサル通勤がもっと苦になると思っていたけど、全然大丈夫でした。
おかげで、毎日共演者の方々、特にリスペクト俳優大塚洋さんとは一番最後まで一緒で長い事話ができてたのしんでます。ありがとうございます!
僕は男性俳優に対してすぐライバル意識を持って、正直なところ最初に倒すべき男はこの男だ!と勝手に照準をあわせていたんですが「毎日フライドチキンにしてやろうか!!」という大塚さんのエチュードでの一言に心奪われ(流れがないので伝わらないでしょうが)、すっかりリスペクトです。本当に実力あるいい俳優さんが揃っているとおも。


今月10/22(水)~26(日)。
この座組で作ってて一回40人しかこないとかもったいないです。
何百人も入ります、キラリふじみのホール。迷わず予約を、この規模で寺山修司の奴婢訓をやれることはなかなかないと思います。ちまちました事にうんざりしてる人たくさんいますよね?ちまちましませんよ!どーんとやります!
来てくれる人は、周りの人を誘ってください。
そしてもっともっと客演したいです。僕の事誘ってください。


と、まとめかけたけど、今回思う事がたくさんあるので、まだ書きます。

多田さんの心に残った一言
「俳優は演出家のことを信じて飛び込むってのもあると思うよ、怖いだろうけど」

寺山修司の映画「書を捨てよ、街へ出よう」を見て、
「それは誤摩化しだ!くたばっちまえ!くたばっちまえ!」と言っていたり、背景の壁に落書きで「中途半端はやめて」と書いてあったり、シンパシーを感じています。この寺山イズムは引き継ぎたいです。

自分が舞台が好きだと思う理由は、物語ではなく、生きた人が目の前にいて、その人が今まで生きてきて今も生きているってことを感じるときです。
(SPACのマハーバーラタ観て様式美も素晴らしいと思ったけど)
最近なんで舞台がたのしいんだろうと考えててこれが答えだと思ったやつ。
youtube見てて、稽古場からの帰り道、東横線で涙してた。

不可思議ワンダーボーイ「生きる」


生きてるっていうこと。これが舞台が好きなわけ。

以下引用

谷川俊太郎は、彼のパフォーマンスを見てこう評した。「イギリスの哲学者で“世の中には2種類の行為がある”と言った人がいてね、彼は“世の中のすべての行為を、Death Avoiding Behavior (死回避行為)とLiving Beahavior (生命的行為)”に分けて説明したんだ。僕の解釈では、現代人の多くは生活優先のDeath Avoiding Behaviorで生きてしまっているんだけど、不可思議くんのラップはまさにLiving Beahaviorを体現している。だから感じてしまうものがあるんじゃないかな」

そう、不可思議/wonderboyの詩は生を直視している。私たちが大人になっていく中で失った、“生きるエネルギー”のようなものを身体の奥から呼び起こそうとする。そして彼は死んだ。その事実まで含めて、メッセージとなって私たちの心を突き刺すのかもしれない。


今年占いに行って、「あなた全然死なないよ。」と言われてから、早死にすると思ってたからやっべ長生き怖い、未来怖いとなって、最近はDeath Avoiding Behavior (死回避行為)になってたかも。
でも俺が今までしてきたのはLiving Beahavior (生命的行為)だと思っていて、これからもそうでありたい。
今までパフォーマーとして培ってきたものを、どうやったら俳優の仕事に持ち込めるか模索中です。




今回は、多田さんが俳優が立つ枠組みをくれて、その中でしっかり生きるってことが僕の俳優としての仕事だと思っています。
よろしくお願いします。


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