2013年3月18日月曜日

宇宙、マルクス、ごりごり


せばです

快快は最近、宇宙が気になってる人は増えつつあって、僕も宇宙がやっぱ子供んときから好きな場所だから、とかいうそーとー適当な理由で宇宙のこと書きます。


去年、チェルフィッチュのドラマトゥルグをやって、『現在地』ってのを作ったんですけど、あるとき、NASAに手紙を書く必要が出た。舞台の奥に窓ていうか、スクリーンみたいなものがあって、そこに惑星や隕石の映像が映る。元ネタは写真を使うことになり、当然ながらNASAがそれを撮っているから、著作権云々と言われる前に、NASAさんにちゃんと連絡とろうというナガレになった。そこで、宇宙の著作権をスピリチュアルな存在じゃなくてNASAが持っているのか、いろいろ考えてしまう。宇宙はみなのものじゃないか。一瞬だけ宇宙マルクス主義者になった僕ですが、宇宙を土地として所有する場合、そういった「政治的」な問題もある一方で、そのさきに(宇宙の)インフレーションという、わりと「現実的」な問題がくるんだよね。マルクスもたしかに、資本論第一巻の最後あたり、アメリカの土地開拓にふれたことがあるんだけど、まだ誰も所有物としない場所があるかぎり、農業などもできるし、いわゆるプロレタリアート(=生産手段を持たない階級)にならないですむわけで、土地が細かく区切られた当時ヨーロッパと比べると、色んな意味で余裕がまだあった。って、でも奴隷問題もあるし、資本論を読んだ記憶もまじ朧げで、自分の計算がハズレているかも、とか、自信なくしてさらにいろいろ考えてしまう。そもそもマルクス主義とか、ある特定した人しか興味を持たないだろう、自分がその中に入れられることになると厭っていうか、ものすごい抵抗感がある。なのに、色んな話をマルクスの話にしてしまうクセ。しかもこの間あやみさんと宇宙談したら、何故か『蟹工船』をすすめた。どうやらマルクスが惑星みたいなやつで、まわりにあるものが彼の周回軌道にひかれ、彼の大気で燃え尽きる。唯物論者だからかもしれないけど、モノはいつもマルクスの周りに集まって、マルクスを膨らませる。食べ物もヒゲにくっついたりするなど。あの隕石がロシアに落ちて来たこともそうだなと思ったけど、最近のロシアは資本論まじごめんで、「民営化」している(つもり)、しかもマルクスも本当はドイツ人なんだよね。というわけで、ごりごり!のテクノ。

http://www.youtube.com/watch?v=Xz9EkLfb8ZQ





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